世襲議員は本当に悪なのか?

998 View :: 2024-02-19 06:45:26

世襲は悪か?

世襲議員に関する考察で、確かにと思ったので書いておく。

民主党は世襲に厳しい

「全員、親の七光で、二世、三世、ひどいのは四世までいる。地元に巨大なお屋敷、利権、 会社が全部付いている人が、国民や地域が抱える問題を解決できるとは思わない。大変情けない」仙谷由人(民主党) -時事通信 9月22日(土)21時18分配信

自民党の青年局長に再任した、若きホープ小泉進次郎も四世議員だ。父は誰もが知ってる第87~89代内閣総理大臣小泉純一郎。小泉純一郎の父は小泉純也といって、衆議院議員を務め、防衛庁長官を歴任している。その義理の父は逓信大臣時代に「刺青大臣」のあだ名を取った小泉又次郎だ。小泉又次郎から数えれば小泉進次郎は四世議員になる。

一世が刺青を入れた大臣なんて橋下知事がなんていうかわからないが、果たして四世議員である小泉進次郎に「国民や地域が抱える問題を解決できるとは思わない」と言えるだけの無能さを具体的に指摘できるのだろうか。むしろ四代続いた小泉家の家系の中で培われてきた譲らない指針や行動手腕を、仙谷由人が真似できるとも思えないのだが。

世襲制が必ずしも悪だと決めつけてはならない。だが、世襲制が悪だという固定概念がこの国に生まれたのは、それだけ世襲制によって「悪人」や「無能」な人物が多く生まれてきた過去があるからにほかならない。世襲の有無よりも本人の能力や見識が問われるような物の見方が求められているはずで、従来からの固定概念で国政の責任者の適格性を確かめようとする姿勢には、はなはだ疑問が残る。
引用:
http://zezehihi.com/2012/10/04/%e5%9b%9b%e4%b8%96%e8%ad%b0%e5%93%a1%e3%81%af%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ab%e3%81%b2%e3%81%a9%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%9f

「世襲は悪ではない」

これが僕の考えであることを念のため言っておく。
問題の本質は世襲にはない。”質が悪いがお金とコネはある”政治家の量産が本来の問題である。
この問題は、能力や質が無視された政治家の選ばれ方にあると思う。
バックに大きな政党がつけば、あるいはお金をつぎ込んで広報すれば、多くの票を集めることができる。
このような選挙になっているのが実情ではないだろうか?

供託金は高額すぎる?

他の欧米諸国に比べ、日本の供託金は高額すぎる。
もちろん供託金が低いことによる問題も多くある。
失うものが少なければ、話題集めや売名行為で立候補する人が多く現れるからである。
しかし、ほとんどの人々はこの高額な供託金によって選挙への立候補をためらうだろう。
選挙が、政治が、一般の人々の手から引き離され、手の届かないものとなっていると僕は考える。
事実、日本の政治はほとんど大きな政党に牛耳られている。
適正な選挙が行われ、適正な競争が選挙にも働けば、”質の悪い”世襲議員は国会から排除されるのではないだろうか?
こうして有能な、国民に訴えかける政治家が増えれば、国民に帰ってくるリターンは計り知れないものとなると僕は思っている。

Written by かにももんが

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